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体幹機能と目の関係性【札幌円山整体院が教える子供の姿勢と視覚機能の関係】

2025.05.14

 

小学生に多い「体幹の弱さ」と「目(視機能・視覚処理)」は、実は密接に関係しています。

小学生の体幹の弱さの原因についてはこちらの記事でも紹介しています。(小学生の体幹の弱さの原因

 

 

小学生に多い「体幹」と「視覚」の関係性

 

1. 目の使い方が悪いと体幹が崩れる

近くばかり見る(スマホ・タブレット・勉強)と、頭が前に出て首~体幹が丸まりやすくなる(ストレートネック・猫背)

頭部の位置がずれると、姿勢のバランスを取るために無理な筋肉の使い方をし、体幹の本来の働きが弱まる。

 

2. 体幹が弱いと“目で見る”姿勢が不安定になる

コアが安定していないと、視線の安定性(目の追従やピント合わせ)が悪くなりやすい。

本を読むとき、頭を左右に動かしたり、姿勢を崩しながら読んだりする子がいるのはこのため。

 

3. バランス感覚と“眼球運動”はセットで働いている

姿勢を保つためには、目・耳(前庭)・筋肉(固有感覚)の情報がすべて連携する必要がある。

体幹が不安定だと、目を使って周囲をスキャンする力(視覚探索・空間認知)もズレてしまい、運動のミスや不器用さにもつながる。

 

 

こんな子は要注意かも

 

・読書中に頭が左右に動く or 本を斜めに置いて読む

・体育のボール競技でタイミングがズレやすい

・目が疲れやすく、すぐ姿勢が崩れる

・板書や教科書の行を見失いやすい

・字を書くとき、体を横にねじって書く癖がある

 

これらの背景には、視覚機能の問題+体幹の不安定さが絡んでいるケースが多くあります。

 

 

オステオパシーでできること

 

体幹と眼球運動の連動を整える
頭頸部、胸郭、骨盤の動きが整うと、自然と視線の安定性も改善します。

 

頭蓋・視神経まわりの調整(頭蓋オステオパシー)
視覚情報を処理する後頭部や視神経の動きにアプローチし、視覚ストレスを軽減。

 

前庭(三半規管)と体幹のつながりの活性化
バランス感覚と視覚の協調をうながすワークで、遊び感覚のエクササイズも指導可能です。

 

 

小学生向け 視覚機能チェックリスト

 

お子さんの様子を見て、当てはまるものにをつけてください。

 

姿勢・体の使い方

 

  • □ 本を読むとき、顔を本に近づける
  • □ 机に顔を近づけたり、肘をついて勉強する
  • □ 字を書くとき、体をねじったり、頭が横に傾く
  • □ じっと座っていられず、体をグニャグニャ動かす

 

目の動き・見え方

 

  • □ 行を飛ばしたり、同じ行を何度も読んでしまう
  • □ 板書をノートに写すのに時間がかかる
  • □ 目が疲れやすい、目をこする仕草が多い
  • □ ボールを使う運動(キャッチボールなど)が苦手

 

集中力・感覚

 

  • □ 勉強中に集中が続かない(すぐ周りを見たり動く)
  • □ 空間の感覚が苦手(机にぶつかる、ものをよく落とす)
  • □ 手先の作業が苦手(折り紙、工作、ハサミなど)

 

 3つ以上当てはまる場合
視覚機能+体幹・姿勢サポートを考えると良いタイミングです。

 

 

 家庭でできる「体幹×視覚」遊び3選

 

遊び感覚で、自然と体幹と目を育てましょう!

 

 【バランスじゃんけん】

 

方法

  • 子どもは片足立ち(ぐらぐらするほうの足)になります。
  • 親がじゃんけんの手を出すので、目で見て反応して、勝つ手 or 負ける手を出します。
  • 10回連続でできたら反対足でもチャレンジ!

ポイント
バランスを取りながら目と脳を同時に使う練習になります!

 

【おたまリレー】

 

方法

  • おたまにピンポン玉や小さなボールを乗せて持ちます。
  • そのまま線の上(テープなどで作る)を歩きます。
  • 慣れてきたら、おたまを持ったまま周りをキョロキョロ見渡して歩いてみる。

ポイント
「手・体・目」を連携させながらバランス感覚を鍛えます!

 

【高速視点移動】

 

方法

  • 壁に色紙やマークを複数貼ります(たとえば「赤丸」「青星」など)。
  • 親が「赤丸!」と言ったら、目だけでその場所をパッと探し、素早く見つけ指差す。

ポイント
体幹を使いながら素早い視線移動(サッカード)をトレーニング!
視点移動時に体がぶれないかもチェック!

 

 

まとめ

 

目の動きと体幹の安定は、切っても切れない関係です。

小学生のうちにこの連動性をしっかり育てておくことは、運動能力だけでなく、集中力や学習力にも直結します。

 

もし気になるサインがあるなら、視覚×姿勢の両面からアプローチできるオステオパシーで、早めのケアをおすすめします。

 


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