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四十肩・五十肩の痛みの原因と症状【札幌円山整体院が教える肩関節周囲炎の解説】

2025.04.26

四十肩と五十肩

 

四十肩および五十肩は、一般的には「凍結肩(とうけつかた)」「肩関節周囲炎(かたかんせつしゅういえん)」とも呼ばれる病態で、肩の動きが制限され、痛みを伴う状態を指します。

 

一般的に年齢層によって呼称が分かれることが多く、40代で発症する場合に「四十肩」、50代で現れる場合に「五十肩」と呼ばれることが多いですが、病態としてはほぼ同じものと考えられています。

 

 

 

四十肩と五十肩の呼称の背景

 

日本では年齢層によって「四十肩」「五十肩」という呼び方がされることが多いですが、医学的には同じ肩関節周囲炎の一部として考えられています。

 

四十肩: 40代前半~中盤で発症する例が多いとされ、比較的急性の炎症を呈する傾向があると考えられています。

 

五十肩: 50代で発症する場合は、加齢による関節の変性がより影響していることが多く、緩やかに進行する場合が多いです。

 

 

 

病態

 

炎症期(初期段階): 肩関節包内の炎症が始まり、激しい痛みや不快感を伴います。炎症による血流の増加や、神経への刺激が痛みを引き起こします。

 

凍結期(進行段階): 炎症が進むと関節包内に線維性組織が形成され、関節が固まってしまいます。これにより、肩の可動域が大幅に制限されるのが特徴です。

 

回復期(自然治癒期): 時間が経つにつれて、炎症が徐々に改善し、関節包の線維化も軟化してくると、徐々に動きが回復していきます。ただし、この回復過程は数か月から1年以上かかることもあります。

 

 

 

原因

 

肩関節周囲炎の正確な原因は完全には解明されていませんが、次のような因子が関与していると考えられています。

 

1. 加齢による変性

 

年齢の影響: 中年以降、関節周囲の組織は加齢による変化を受けやすくなり、血流や代謝の低下、微小な損傷の修復力が低下することで、炎症や線維化が起こりやすくなります。

 

2. 外傷や過度の負担

 

肩の過使用: 肩の繰り返しの動作や、一時的な外傷(打撲や捻挫など)により、関節包や周囲組織に微細な損傷が蓄積し、慢性的な炎症に繋がるケースがあります。

 

3. 内分泌・代謝の問題

 

糖尿病、甲状腺機能異常: 糖尿病患者や甲状腺疾患を持つ人は、血管の異常や代謝の乱れにより、肩関節の組織が変性しやすく、肩関節周囲炎を発症するリスクが高いとされています。

 

4. 免疫機序の関与

 

自己免疫反応: 一部のケースでは、自己免疫反応や全身性の炎症反応が関与している可能性も指摘され、個人差が大きいのが特徴です。

 

 

 

症状

 

1. 痛み

 

初期の痛み: 特に夜間に痛みが強く、安静時や就寝時に肩の痛みで目が覚めることが多いです。痛みの性質は、鋭い痛みや鈍い痛みなど個人差があります。

 

肩甲骨周囲への放散痛: 肩だけでなく、肩甲骨周辺や上腕部にかけて痛みが放散することもあります。

 

2. 可動域制限

 

前方・後方の可動域低下: 肩の挙上(前に上げる動作)、内旋、外旋など全方向の動作に制限が現れます。

特に腕を頭上に上げる動作や、背中に手を回す動作が困難になることが多いです。

 

3. 日常生活への影響

 

生活動作の障害: 衣服の着脱や、髪を結ぶ、背中をこするなどの日常生活動作に支障が出ることがあります。

また、肩の痛みと運動制限により心理的ストレスが増し、活動意欲の低下にもつながります。

 

発症後の経過は個人差が大きく、症状が自然に改善することもあれば、慢性的に残るケースもあるため、早めに整形外科や整体、オステオパシーの施術を受けることをおすすめします。

 

 

まとめ

 

四十肩と五十肩の病態は炎症期や凍結期に個人差があり、これらは年齢の影響や外傷などの怪我、内科系の疾患との関連があると考えられています。

 

症状として、特に夜間の痛みが強く肩の痛みで目が覚めることが多くなります。

 

その他、可動域制限や日常生活への影響も出るため、慢性化する前に早めに病院や整体、オステオパシーでの施術を受けましょう。

 

当院では四十肩・五十肩の施術でも痛みの出ない方法で施術を行います。

可動域制限、夜間の痛みによる睡眠不足は日常生活に非常に辛い影響を与えます。

お困りの方は、ぜひ一度当院の施術を受けにきてください。

 


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