お知らせ/ブログNews

婦人科系のお悩み ブログ

産後腹直筋離開が治らない理由と改善方法は?【札幌の整体院が教える原因と対策】

2025.04.15

腹直筋離開とは?

お腹の筋肉(腹直筋)は左右に分かれていて、白線という頑丈な結合組織で繋がれています。
腹直筋離開とは、この白線が横に薄く伸びて広がってしまい左右の腹直筋が2cm以上離れている状態を言います。
妊娠をした3分の1の女性に腹直筋離開がみられるという報告があります。

腹直筋離開のチェック方法

仰向けで膝を立てて寝た状態で、おへそを覗き込むように頭と肩を床から起こします。
その時に中央の白線に指二本以上がはいるようであれば腹直筋離開であると判断します。

腹直筋離開による影響

ウエストが戻らない、でべそが治らないなどの体型の変化
内臓下垂、腰痛、お腹に力を入れても力が伝わりづらくなる
などがあります。

産後腹直筋離開が治らない理由とは?

腹直筋離開は通常産後12週までに自然と元に戻ると言われていますが、
治らない場合は以下の要因が考えられます。

過度な運動や負担

産後すぐに過度な運動を行うと、腹直筋に負担がかかり、回復が遅れることがあります。
適切な時期に、無理のない範囲で運動を始めることが大切です。

女性ホルモンの分泌による全身の筋肉、靭帯のゆるみ

妊娠中に分泌される女性ホルモン(リラキシン)は関節や靭帯を緩める作用があります。
この影響で、白線が柔らかくなり離開しやすくなります。
白線は恥骨結合にも繋がっているため、骨盤が緩み開くと腹直筋も一緒に開いていく可能性があります。
骨盤周囲の靭帯が緩み骨盤が開くとインナーマッスルが適切に機能しづらくなります。

妊娠中や産後の姿勢の問題

妊娠中の姿勢の崩れや、産後の授乳姿勢や抱っこなどが原因で、腹直筋に負担がかかり続けることがあります。
長時間の姿勢の悪化が腹筋の修復を妨げ、回復が遅れることがあるため、普段から意識的に姿勢を正すことが重要です。

出産条件

二人目以上の出産、双子出産、高齢出産などは産後の腹直筋離開の戻りが悪い傾向にあります。

産後腹直筋離開を改善するための方法

エクササイズ

産後の腹直筋離開を改善するためにはエクササイズが必要です。
しかし、独自に行う運動やストレッチでは、正しい筋肉を使えていないことがあります。
専門家の指導を受けることで、効果的な改善が期待できます。
~トレーニング方法~
仰向けになり膝を立てる
息を吸ってお腹を膨らましたら、息を吐きながらお臍の少し下を意識して、出来る限りお腹を凹ましていく
その時お尻の穴も締める事を意識する(腹横筋と一緒に骨盤底筋も鍛えることが出来ます)
息を吐き切った所で30秒キープ
これを3セット行う

姿勢改善

日常生活で意識的に姿勢を正すことが大切です。
授乳や抱っこをする際には、背筋を伸ばし、骨盤を安定させるように心がけましょう。
また、長時間同じ姿勢を避け、適宜体を動かすこともポイントです。

適切な運動と休養

産後は無理な運動を避け、徐々に体を慣らしていくことが必要です。
ウォーキングや軽いストレッチなど、負担をかけない運動から始めて、腹直筋を少しずつ強化していきましょう。

腹直筋離開にも効果のあるオステオパシー施術

当院で行うオステオパシー施術では
骨盤や腰骨の歪みだけでなく
お腹のインナーマッスルの働きを阻害する内臓の歪みや
骨盤、お腹周りの血流に対する施術も可能です。
妊娠、出産による負担をとり腹直筋離開に戻りにくい体になることができます。

まとめ

産後の腹直筋離開が治らない理由は、様々な要因が絡み合っています。
自分で改善するのが難しいと感じた場合は、どこかで身体を整えてもらうことが大切です。
オステオパシーを受けて大切なお子さんと笑顔で長く時間を過ごせして頂けたらと思います。
どんなお悩みでもお気軽にご相談下さい!

住所
〒064-0801
北海道札幌市中央区南1条西23丁目1-1 朝日ビル2F
診療時間
9:00~19:00
定休日
日曜・祝日
最終受付
平日 18:30/土曜 18:30
対応決済
各種クレジットカード

対応決済

完全予約制
ご予約は直接お電話またはメールフォームより受付しています。
(治療中はお電話に出られない場合があります。)
診療受付時間 日・祝
9:00 ~ 18:30

定休日 日曜・祝日