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肩関節周囲炎の痛みの悩み【札幌円山整体院が教えるオステオパシーによる痛みの緩和の原理】

2025.04.30

 

肩関節周囲炎の原因と症状については前回のブログ(四十肩と五十肩の原因と症状)で紹介しました。

 

今回は肩の痛みがなぜ起こるのか?を深掘りしつつ、痛みを緩和するために当院ではどのような施術を行なっているのかをご紹介します。

 

 

肩の痛みのメカニズム

 

肩関節周囲炎の痛みの原因は主に肩の炎症や神経のストレス、循環不良によるものです。

少し詳しくお伝えすると、肩関節周囲炎では何らかの原因で方に炎症が生じ、肩の組織(筋肉や関節包)を変性させ、痛みや可動域の制限といった症状が生じます。

 

痛みが発生するのは、炎症性サイトカインという痛みの物質が発生し、神経が反応することで鋭い痛みや、ズキズキする痛みが感じられるようになります。

 

炎症が進むにつれてそれらの物質は発生するため、肩関節周囲炎の初期の頃は痛みが強く、夜間痛などにも悩むことが多いです。

 

炎症の持続に伴い、肩関節を覆う組織の線維化が進み可動域制限の原因となります。

 

筋肉や腱との癒着も進行し、肩関節全体にストレスがかかり、動かすたびに摩擦や圧迫が痛みを誘発します。

 

さらに、痛みや可動域制限により肩関節の血流が悪くなると、酸素や栄養が不足し組織の回復が滞ります。

 

血液やリンパの流れが妨げられると、炎症性代謝産物(炎症性サイトカイン)や老廃物が蓄積。結果、局所の代謝環境が悪化し、さらなる痛みへとつながります。

 

 

 

オステオパシーによる肩関節周囲炎に対する施術

 

全身のバランス調整と筋膜リリース

 

筋膜リリース
肩周辺の筋膜や軟部組織に対して、優しい手技を用いて緊張をほぐします。これにより、血流が改善され、酸素や栄養分の供給が向上し、老廃物の除去が促進されます。

 

全身的なアプローチ
肩の痛みは、しばしば首や背中、さらには骨盤の歪みといった全身のバランスの乱れと関連しているため、オステオパシーでは全身の調整を行います。

 

 

関節モビライゼーションと可動域の改善

 

関節運動の促進
軽度の関節モビライゼーションを通じ、関節包の柔軟性を取り戻し、可動域を拡大する施術が行われます。

 

機械的ストレスの軽減
関節や周囲組織にかかる不自然なストレスを軽減することで、動作時の摩擦や圧迫が緩和され、痛みが軽減され

ます。

 

 

神経系へのアプローチ

 

神経伝達の調整
オステオパシーでは、神経系のバランスも重視します。神経の過敏化を緩和し、痛みの信号が過剰に伝わらないようにすることで、慢性的な痛みの改善を図ります。

 

循環不良の改善

内臓や構造的な問題に対して施術を行い、血液、脳脊髄液やリンパ液などの循環を促進します。

特に血流の循環は神経系への問題にも関わり、痛みにも直結するため改善が重要です。

 

 

 

当院の施術

 

当院のオステオパシーによる施術では、痛みの出ない方法で行います。

 

身体の歪みや内臓・神経の機能低下に対する施術を行い、身体全体のバランスを整えること、循環不良の改善、神経系の安定化を促進します。

 

痛みの少ない、身体に無理をかけない施術のため、大人から子どもまで安心して受けることができます。

 

今回の肩関節周囲炎は一般的に40代~50代に多いとされていますが、小さいお子さんの外傷などによる肩や腰などの怪我にも対応できますので、お気軽にご相談ください。


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