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成長期疾患の解説【札幌円山整体院が教える成長期疾患の原因と予防法】
2024.07.23
Contents
成長期は身体がまだ未熟で無理をすると怪我をしやすい時期です。
場合によっては痛みが長引いたり、骨折を伴う怪我につながることもあります。
成長期には、身体が急速に発達するため、特有の疾患や問題が見られることがあります。
そんな成長期によく見られる主な疾患をいくつか紹介します。

整形外科的疾患
オスグッド・シュラッター病
概要:膝の前面、脛骨の成長板(骨端軟骨)に炎症が起こる疾患です。
症状:膝の痛み、腫れ、脛骨の隆起部の圧痛。
原因:ジャンプやランニングなどの運動が原因で発症しやすいです。
関連記事:スポーツ障害オスグッド病について
骨端症(骨軟骨症)
概要:成長期に骨の成長プレートに負担がかかり、炎症や痛みが発生する状態です。例えば、セーバー病(踵骨端症)やケーラー病(舟状骨骨端症)が知られています。
症状:かかとの痛み(セーバー病)や足の内側の痛み(ケーラー病)があります。歩行時や運動時に悪化することが多いです。
原因:ランニングやジャンプなどの運動が原因で発症しやすいです。また血流障害でも発症することがあります。
側弯症
概要:脊椎が側方に湾曲する疾患です。
症状:背中の湾曲、片方の肩が高くなる、腰の位置が不均等など。
原因:遺伝的要因や成長期の急速な成長が影響します。
関連記事:側彎症の原因と症状を紹介

自律神経系の疾患
成長期には、自律神経系に関連する疾患も見られることがあります。
自律神経系は体の多くの無意識の機能を制御しており、心拍数、血圧、消化、体温調節などを管理しています。
成長期の子供や青少年は、身体的、精神的なストレスやホルモンの変化などにより、自律神経系のバランスが崩れやすくなることがあります。
成長期に見られる主な自律神経系の疾患を紹介します。
起立性調節障害
概要:体位の変化に伴って血圧や心拍数が異常に変動し、めまいや失神、倦怠感を引き起こす疾患です。
症状:立ち上がったときのめまい、立ちくらみ、動悸、疲れやすさ、頭痛、集中力の低下。
原因:自律神経系の機能不全により、血圧や心拍数の調節がうまくいかないことが原因です。成長期の急激な身長の伸びや、ストレス、生活習慣の乱れが影響することがあります。
自律神経失調症
概要:自律神経系のバランスが乱れることで、さまざまな身体症状が現れる状態です。
症状:動悸、めまい、発汗異常、倦怠感、頭痛、胃腸の不調、不安感など多岐にわたります。
原因:ストレス、過労、生活習慣の乱れ、ホルモンバランスの変化などが影響します。
慢性疲労症候群
概要:長期間にわたる極度の疲労が続き、日常生活に支障をきたす疾患です。
症状:強い疲労感、筋肉痛、関節痛、頭痛、睡眠障害、集中力の低下、喉の痛み。
原因:原因は不明ですが、ウイルス感染後に発症することが多く、自律神経系の機能不全が関与していると考えられています。

予防と対策
これらの疾患を予防・管理するための一般的な対策は以下の通りです。
規則正しい生活習慣
規則正しい生活リズムを保ち、十分な睡眠をとることが重要です。
バランスの取れた食事
栄養バランスの取れた食事を心がけ、特にビタミンやミネラルを十分に摂取することが大切です。
適度な運動
無理のない範囲で適度な運動を行い、体力を維持します。特に有酸素運動が効果的です。
また、適度な筋力と柔軟性を保ちます。

ストレス管理
ストレスを適切に管理し、リラックスする時間を持つことが重要です。
ヨガや瞑想、趣味の時間を持つことが役立ちます。
医療専門家のサポート
痛みや異常を感じた場合は、早めに医師に相談し、適切な診断と治療を受けることが重要です。
当院では整形外科疾患を始め自律神経に対する施術も行っております。
症状が続く場合は、お気軽にご相談いただければと思います。
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