お知らせ/ブログNews

整形外科・スポーツ系のお悩み ブログ

側弯症の装具・手術・補助的治療の違いについて【札幌円山整体院が教える側弯症の治療方法の紹介】

2025.02.07

側弯症の治療方法

側彎症(脊柱側彎症)は、脊柱が左右に以上に曲がった状態を指します。治療方法は個人の年齢、側弯の程度、進行速度、原因(こちらのブログで紹介してます!)によって異なります。

主な治療方法と、それぞれのメリット・デメリットを説明します。

保存療法

.装具療法(コルセット)

側弯の進行を防ぐために、成長期の患者にコルセットを着用します。

・メリット

非侵襲的(身体に負担をかけない方法)で成長期の進行を抑制する効果が期待できます。

・デメリット

装着時間が長く(通常118~23時間)着用する必要がある。

精神的・身体的負担が大きい。

側弯自体を根本的に矯正するわけではない。

見た目や衣服の選択に影響を与える可能性がある。

.理学療法(運動療法)

特定のエクササイズや姿勢矯正を通じて、筋力バランスを整え、姿勢を改善します。

・メリット

側弯の進行を抑え、姿勢や筋力バランスを改善。

日常生活に取り入れやすく、全体的な身体能力を向上。

・デメリット

効果が緩やかで継続が必要。

筋骨格以外の問題がある場合(内臓や神経等)改善が見込めない。

側弯の度合いが重度の場合、進行を抑えるのが難しい。

外科的治療

手術療法

脊柱固定術という、脊柱を金属棒やスクリューで固定し、側弯を矯正して進行を止める手術です。

・メリット

見た目の改善が期待できる

・デメリット

手術にはリスク(感染、神経損傷、出血など)が伴う

可動域が制限される場合がある。

術後のリハビリが必要

補助的治療

1. オステオパシーなどの整体

骨格や筋肉の整合性を改善し、痛みや不快感を軽減することを目指します。

・メリット

痛みの出ないアプローチが可能

病院で対象とする筋骨格系以外の、神経や内臓に対するアプローチが可能

・デメリット

側弯の進行抑制や矯正には時間を要する。

場合によっては限界がある。

2. 補助器具・姿勢サポート

姿勢矯正ベルトや特製マットレスを使用して、サポートを提供

・メリット

手軽に始められ、生活の質を向上

痛みの軽減に役立つ場合がある。

・デメリット

根本的な治療効果は期待できない。

過信すると進行を見逃す可能性がある。

まとめ

側弯症は日常生活での姿勢やストレスなどの影響を大きく受けます。

手術になる前に、側弯の進行を予防することが大切です。

病院で行うリハビリの多くは筋骨格に対するアプローチで、ストレスや環境が影響を与える、神経系や内臓へのアプローチはあまり行われません。

オステオパシーでは、様々な視点からのアプローチが可能なため心理的、精神的な問題へのアプローチにより姿勢や痛みが改善することが多くみられます。

今回のブログで挙げた治療方法のメリット、デメリットを把握しどういう治療を進めるかのヒントになれば幸いです。


住所
〒064-0801
北海道札幌市中央区南1条西23丁目1-1 朝日ビル2F
診療時間
9:00~19:00
定休日
日曜・祝日
最終受付
平日 18:30/土曜 18:30
対応決済
各種クレジットカード

対応決済

完全予約制
ご予約は直接お電話またはメールフォームより受付しています。
(治療中はお電話に出られない場合があります。)
診療受付時間 日・祝
9:00 ~ 18:30

定休日 日曜・祝日